2025年08月05日
アルツハイマー病協会国際会議(Alzheimer's Association International Conference:AAIC)2025に参加した中村准教授からのレポートです。
トロントにて開催された、アルツハイマー病協会国際会議(Alzheimer's Association International Conference:AAIC)2025に参加してきました。厳しい日程となりましたが、充実したプログラムに圧倒された3日間でした。
上市され2年近くになる抗アミロイドβ抗体薬のデータの方向の他、多数の臨床試験が進んでいる様子が伺えました。治療に関連して、バイオマーカーの開発や画像評価に関連する演題も数多く報告されていました。一方で、AAICではケアワーカーさんや患者さん自身の発表があるのも特徴の一つです。特に遺伝性認知症の患者さんやat riskの方が自らの体験や家系員の状況を発表している演題も多くあり、臨床遺伝に関わる人間として拝聴させて頂きました。トロント大学に留学中の本学呼吸器外科の三浦先生の陣中見舞いにも伺い、慣れない土地で立派に研究生活を送っている姿にこちらが元気づけられる気がしました。
トロントは大都会ですが、地下鉄やバスの便が良く、また治安も良好で、旅行者に優しい街でした。松本同様に暑く、例年にない猛暑に見舞われているとのことでした。
来年は、7月12〜16日にロンドンで開催されるとのことで、要チェックです。
posted by 三内 at 16:55
|
研究の成果
|

|