第5回日本アミロイドーシス研究会

2017年08月21日

2017年8月19日、メルパルク京都にて第5回日本アミロイドーシス研究会学術集会が開催されました。当教室からシンポジウムに3題、ポスターディスカッションに4題、発表を行ってきました。
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・シンポジウム
関島良樹准教授
「アミロイドーシス全国疫学調査における本邦の野生型ATTRアミロイドーシス診療の実態」
「野生型ATTRアミロイドーシスの早期診断」
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加藤修明講師
「ALアミロイド前駆蛋白の構造安定性とアミロイド線維形成/沈着機序」


・ポスターディスカッション
加藤修明講師
「ALアミロイドミオパチー:本症の診断、臨床像、病理像、およびアミロイドイメージング所見」
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吉長恒明医師
「肝腎精巣アミロイドーシスを呈した遺伝性AApoA1型アミロイドーシスの1例」
「消化管アミロイドーマ患者から同定した野生型シスタチンC型アミロイドーシスの1例」
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江澤直樹医師
「全身アミロイドーシスの多臓器アミロイド沈着評価における11C-PiB PETの有用性」
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また、バイオメディカル研究所神経難病学部門の矢崎正英先生もシンポジウムに1題、ポスターで1題発表をされました。


本学術集会において優秀ポスター賞が3題選出され、吉長恒明医師の「肝腎精巣アミロイドーシスを呈した遺伝性AApoA1型アミロイドーシスの1例」が選ばれました。昨年の第4回学術集会に続き当科から2年連続の選出になります。
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今回のポスター発表に際し、幾多の苦難を乗り越えてたどり着いた受賞だそうです。選考の先生方からの評価も高く、さらにもう1題発表した演題の方も高評価だったようです。優秀ポスター賞受賞、本当におめでとうございました。
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指導教授の矢崎先生と。

2018年3月には熊本で国際アミロイドーシス学会も開催予定となっており、当科からも優れた発表ができるよう引き続き臨床および研究を進めていきます。


posted by 三内 at 21:44 | 論文・発表紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

病棟看護師との共同研究

2017年08月09日

2017年7月7日〜8日に行われた第19回日本医療マネジメント学会にて、信州大学医学部附属病院西7階病棟の井口靖子副師長が発表した「病棟入院患者の転倒転落リスク評価におけるFIMスコアの有効性」が優秀演題賞を受賞しました。


本研究は当科の江澤直樹医師、松嶋聡医師(現、鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院)、吉田邦広医師(神経難病学講座)が行っていた「3軸加速度計を用いた転倒・転落リスクに関する定量的な評価法の確立」をテーマとする研究の一環で、西7階病棟の看護師と共同で行っていたものです。

当科に入院した歩行可能な患者さんを対象とし、研究の趣旨に賛同いただいた方に、3軸加速度計を装着し歩行測定を行いました。また、ADL評価法の一つであるFIMスコアを測定することで、転倒・転落の既往や入院後の転倒・転落との関係を解析しました。その結果、FIMスコアを構成する項目のうち、階段昇降の能力を表すスコアが最も転倒のリスクと関連していました。階段昇降能力が正常でない場合(12〜14段の階段昇降が自力でできない場合)には転倒リスクが高いと考えられ、一見、自力歩行でき転倒すると考えられないような若年や筋力が正常の方でも、転倒の危険性に注意する必要があります。


井口副師長より感想をいただきました。
「このたび、職種を超えた医療チームの研究発表という貴重な体験を与えていただき誠に深謝いたします。
優秀な先生方との発表により、医療マネジメント学会の方々に高い評価を得たこと、全国的に何かしらに影響するものであろうと想像して止まないところです。現場から一歩離れて視野を広げる良い機会となりました。」


転倒・転落は入院患者さんにとって頻度の高い危険の一つです。医師と看護師が転倒・転落リスクの情報を共有することは重要なことで、共同で研究を行えたことは大変有意義なことだったと思われます。その結果の一つが、学会での優秀演題賞として結実したことは喜ばしいことでした。

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