論文紹介

2020年05月18日

先日に続き、リウマチ・膠原病内科より、マクロファージ活性化症候群と皮膚筋炎が合併した症例報告のご紹介です。著者の岸田先生に解説して頂きました。

Kishida, D., Sakaguchi, N., Ueno, K. et al. Macrophage activation syndrome in adult dermatomyositis: a case-based review. Rheumatol Int (2020).

マクロファージ活性化症候群(MAS)は、炎症性サイトカインの過剰産生によって発熱、肝脾腫、血球減少などをきたす症候群で、自己免疫疾患を背景に発症します。成人の皮膚筋炎に合併するMASの報告はこれまで18例と少ないものの、他の自己免疫疾患に伴うMASと比べ予後が悪く、副腎皮質ステロイドに加え免疫抑制剤、血漿交換、生物学的製剤などの積極的な治療を早期から十分行うことが必要と考えられました。また自験例を含めた19例中6例で抗MDA5抗体が陽性であり、同抗体はMASの発症に何らかの影響を与えている可能性が示唆されました。
posted by 三内 at 00:00 | 論文・発表紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする